ターミダンシートの効果・費用完全ガイド|シロアリ対策の新しい選択肢

「シロアリ対策をどうすればいいか分からない」
「新築時にターミダンシートを導入するべきか迷っている」

こんなお悩みをお持ちではありませんか?

この記事では、シロアリ対策の新しい選択肢として注目されている「ターミダンシート」について、分かりやすく解説します。

本記事で得られる内容
  • ターミダンシートの効果と費用の詳細
    シロアリ防除にどのような効果を発揮し、費用対効果がどうかを明確に解説します。
  • 従来の薬剤散布との比較
    従来の方法との違いを詳しく比較し、どちらが適しているか判断できる情報を提供します。
  • 施工手順と導入のポイント
    実際の施工方法や導入時の注意点について具体的にお伝えします。
本記事の信頼性

本記事は、シロアリ対策の情報発信を8年間続けている専門サイトの運営者が執筆しています。これまでに多くの家庭で採用されている防蟻製品や工法に関する知識を蓄積しており、実績に基づいた正確な情報をお届けします。

ターミダンシートを導入することで、家の耐久性を向上させシロアリ被害の不安を解消できます。これから紹介する内容を参考に、あなたの住まいをしっかり守るための最適な選択を見つけてください。最後まで読めば、シロアリ対策について迷いがなくなり、安心して導入の判断ができるようになります!

シロアリ対策の基本とその効果

シロアリ対策は、建物を湿気や害虫から守る重要な手段です。このセクションでは、シロアリの生態や家を食べる理由を解説し、効果的な防蟻対策の必要性について説明します。

シロアリの生態について

シロアリは、湿気を好む昆虫で、群れを成して生活します。主に熱帯や温暖な地域に生息しますが、日本でも特に梅雨や湿度が高い地域で活動が活発です。以下の特徴があります。

  • 社会性昆虫: 働きアリ、兵アリ、女王アリなど、それぞれ役割分担を持った群れで生活します。
  • 木材のセルロースを栄養源とする: 建物の柱や床材などの木部を食べて繁殖します。
  • 見えにくい活動: 地中や壁の中を移動し、気付かないうちに被害を広げることが多いです。

日本では主に「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」が家屋被害を引き起こす種類です。これらは湿った環境を好み、地中から建物内に侵入します。

被害の深刻さを示すデータ

国土交通省の調査によると、日本国内でシロアリ被害を受けた建物は毎年約20万棟に上ります。また、被害額は年間約1,000億円と推計されています。このデータからも、シロアリ対策の重要性がわかります。

家を食べる理由と侵入経路

シロアリが家を食べる主な理由は、木材に含まれる「セルロース」を栄養源としているためです。このセルロースは建築材や家具の主要成分であり、シロアリにとって格好のエサになります。

シロアリが家を食べる理由

  1. 木材の栄養価: セルロースは分解しやすく、エネルギー源として理想的です。
  2. 湿度の影響: 湿気が高い場所では木材が柔らかくなり、シロアリが食べやすくなります。
  3. 繁殖のための環境: シロアリは繁殖のために木材や地中にトンネルを作ります。

シロアリの侵入経路

  • 基礎部分の隙間: コンクリートのひび割れや基礎部分の隙間を通じて侵入します。
  • 換気口: 基礎の通気口から湿気の多い場所を探して侵入する場合があります。
  • 植木や庭木: 家の周囲の植木や枯葉を媒介にして家屋へ到達します。

侵入を防ぐためのポイント

  1. 建物の周囲を清潔に保ち、枯葉や木材を放置しない。
  2. 湿気対策を徹底し、換気を適切に行う。
  3. 防蟻シートや防蟻剤を活用して物理的な侵入を防ぐ。

シロアリの被害を放置すると、建物の安全性や資産価値が大きく損なわれます。そのため、早期発見と適切な対策が不可欠です。

防蟻防湿シートによるシート工法

防蟻防湿シートは、建物をシロアリの被害と湿気から守る効果的な手段です。このセクションでは、シート工法の仕組みと利点を詳しく解説します。

敷くだけ簡単!シロアリと湿気対策が同時にできる

防蟻防湿シートは、床下や基礎部分に敷くだけでシロアリの侵入と湿気を防ぐ効果を発揮します。特に、ターミダンシートは防蟻性と防湿性を兼ね備えており、以下の特徴があります。

防蟻防湿シートの主な仕組み

  • 物理的なバリア: シートが基礎部分を覆い、シロアリの侵入を防ぎます。
  • 湿気の遮断: 高い防湿性により、地面から上がる湿気を抑え、木材の劣化を防ぎます。

防蟻剤が配合されたシートはシロアリの活動を抑制し、化学的な効果と物理的な防御を同時に提供します。

具体的な使用メリット

  • 簡単な施工: シートを敷くだけで設置が可能で、手軽に取り扱えます。
  • コスト削減: 長期的な効果により、防蟻処理や修繕のコストを抑えられます。
  • 環境への配慮: 化学処理と比較して、土壌や建材への影響が少なく済みます。

ターミダンシートの採用により、防蟻効果と防湿効果を一度に得ることが可能です。

施工がしやすく工期短縮に貢献

ターミダンシートは、施工の手間を軽減しつつ工期短縮にも貢献します。基礎工事の際に設置することで、効率的な施工が実現します。

施工がしやすい理由

  1. 柔軟性のある材質: シートが柔らかく、カットや折り曲げが容易です。
  2. 軽量で取り扱いやすい: 重機を必要とせず、少人数で施工が可能です。
  3. 事前準備の簡素化: 特別な設備や複雑な手順が不要で、迅速に設置できます。

工期短縮による利点

  • 作業時間の短縮: 工期が短くなり、建設スケジュールが効率化します。
  • トータルコストの削減: 工期短縮により、労務費や建設費を抑えられます。

施工のしやすさと防蟻効果の高さが、ターミダンシートの魅力を際立たせています。

ターミダンシートを使うには

ターミダンシートを正しく使用することで、その効果を最大限に引き出すことができます。施工方法と注意点について解説します。

施工手順

  1. 地盤整備: シートを敷く前に地盤を平らにし、ゴミや異物を取り除きます。
  2. シートの配置: シートを地面全体に敷き詰め、重なり部分は専用テープで密封します。
  3. 基礎の施工: シートの上にコンクリート基礎を打設し、シロアリの侵入を防ぎます。

使用時の注意点

  • 重ね代を確保: シートの重ね部分を少なくとも10cm以上にすることで、防蟻性を向上させます。
  • 適切なテープ使用: 専用テープを用いて隙間が生じないよう施工します。
  • 定期的なメンテナンス: 防蟻効果を持続させるため、シートの状態を定期的に確認します。

ターミダンシートは、シロアリの侵入を防ぎつつ湿気対策も可能な優れた製品です。正しい使い方を守ることで、家の耐久性を大幅に向上させられます。

ターミダンシートのメリットとデメリット

ターミダンシートは、防蟻効果と防湿効果を兼ね備えた優れた商品です。ただし、新築時の基礎工事で使用されるものであり、リフォームでの使用はできません。導入にはコスト面や保証条件について注意が必要です。

購入費用がかかるデメリットとその改善方法

ターミダンシートの大きなデメリットの一つは、購入や施工にかかる費用です。

デメリットの具体例

  • 初期費用の負担: 他の防蟻対策商品よりも高性能であるため、コストが高くなる傾向があります。
  • 設置費用: ターミダンシートの施工は比較的簡単ですが、正確な施工と保証を受けるためには、適切な知識を持つ業者の施工が推奨されます。施工費用は床面積によって異なり、約8万円から15万円程度かかる場合があります。

改善方法

  1. 長期的な経済性を考慮する: ターミダンシートは一度設置すれば長期間効果を発揮します。そのため、定期的な防蟻剤の処理費用や修繕費用を削減できます。
  2. 相見積もりでコストを抑える: 複数の施工業者に見積もりを依頼し、最適な価格で施工を依頼する工夫が有効です。

新築時に基礎工事と同時に施工することで、全体の費用対効果を高められます。

長期間続く防蟻効果とその実績

ターミダンシートの特筆すべき点は、防蟻効果が長期間持続することです。建材そのものがシロアリの侵入を防ぐ仕組みとなっています。

防蟻効果の仕組み

  • 防蟻剤の配合: シート素材に防蟻剤が含まれ、シロアリが寄り付かない環境を作ります。
  • 物理的バリア: 基礎部分をシートで覆うことで、シロアリの侵入を物理的に防ぎます。

実績とデータ

日本建材試験センターの調査によれば、ターミダンシートを導入した建物は通常の住宅に比べてシロアリ被害の発生率が大幅に低減することが確認されています。この効果が10年以上持続している事例も多く報告されています。

リフォームでの使用に関する注意

ターミダンシートは基礎の下に敷設する工法が基本であるため、既存の建物への設置は技術的に困難です。リフォームの場合は、土壌処理やベイト工法など、他の防蟻手段を検討する必要があります。

保証に関する条件と注意点

ターミダンシートの大きなメリットとして保証が付帯される点が挙げられます。ただし、この保証は条件を満たした場合に限られるため、事前の確認が重要です。

保証内容

  • 保証期間: 基本的に20年間が標準ですが、条件を満たせば延長可能です。最大で60年間の保証が提供される場合もあります。
  • 保証金額: 被害発生時には最大1,000万円までの修繕費用が補償されます。

保証を受けるための条件

  1. 認定施工業者による設置: ターミダンシートの設置は、認定施工業者が行う必要があります。
  2. 点検と更新手続き: 保証を維持するには、10年目以降に定期点検を受け、必要に応じて更新手続きと更新料を支払う必要があります。
  3. 施工後のWeb申請: 保証を適用するには、施工後に写真を撮影し、所定のWeb申請を行う必要があります。

保証に付随する注意点

  • 地域による条件の違い: 沖縄や離島など、一部地域では保証条件が異なる場合があります。
  • 製品単体での購入は対象外: 製品のみを購入した場合、保証の対象外となります。

施工業者との事前確認を徹底することで、保証を最大限に活用できます。正しい手続きと定期的なメンテナンスにより、長期的な安心を得ることが可能です。

シロアリ対策のコツと選び方

シロアリから家を守るには、建物の基礎部分や木材を適切に保護することが重要です。このセクションでは、防蟻剤入り断熱材「サーマックスDMB」と木部処理剤「モクボーペネザーブ」の特徴や使用方法について詳しく解説します。

防蟻剤入り断熱材・サーマックスDMBで基礎部分をガード

サーマックスDMBは、防蟻効果と断熱性能を兼ね備えた基礎用断熱材です。新築住宅の基礎工事で採用されることが多く、建物の耐久性を高めます。

サーマックスDMBの特徴

  1. 防蟻成分を配合: 材料に防蟻剤が含まれており、シロアリを寄せ付けない環境を作ります。
  2. 優れた断熱性能: 熱伝導率が0.022W/(m・k)と高性能で、省エネ効果が期待できます。
  3. 耐久性: 長期間の効果が期待されますが、具体的な耐久性データの確認が必要です。

使用方法

サーマックスDMBは、基礎部分に断熱材として敷設します。基礎の最下部から天端まで一体化して施工することが推奨され、継ぎ目が生じないように施工する必要があります。また、断熱材同士の隙間を確実に密閉することで、断熱性能と防蟻性能を最大化できます。

導入のメリット

  • シロアリ被害の低減: 防蟻剤の効果により、シロアリの侵入リスクを大幅に抑制します。
  • 快適な室内環境: 高い断熱性で温度変化を抑え、省エネルギー住宅に貢献します。
  • コストの一体化: 防蟻対策と断熱材の設置を同時に行えるため、効率的です。

サーマックスDMBは、新築住宅の基礎部分を長期的に守る信頼性の高い選択肢です。

人にも環境にも優しい木部処理剤モクボーペネザーブで木材を保護

モクボーペネザーブは、防腐・防蟻効果を持つ木材保存剤で、特にシロアリ被害のリスクが高い地域で有効です。木材内部に浸透して保護層を形成し、長期間にわたり木材を守ります

モクボーペネザーブの特徴

  1. 高い浸透性: 木材の内部にしっかり浸透し、防蟻・防腐効果を発揮します。特に高含水状態の木材で効果が高まります。
  2. 安全性: 有害な揮発性有機化合物(VOC)の放出が少なく、人や環境に優しい設計です。
  3. 長期保護: 一度処理を行えば、木材の耐久性を長期間向上させます。

使用方法と適用範囲

モクボーペネザーブは、木材表面に塗布する方法だけでなく、木材に穴をあけて注入する方法も採用されています。具体的には、直径9mm×7cmの穴を木材にあけ、薬剤を挿入した後、木栓などで穴を塞ぐ手順が一般的です。この方法により、木材内部まで均一に保護効果を浸透させることができます。

導入のメリット

  • 木材の寿命を延ばす: シロアリや腐朽菌による劣化を防ぎ、木材を長期間使用可能にします。
  • 施工が簡単: 塗布または注入するだけで高い効果を発揮します。
  • 安全性: VOCが少なく、住環境への影響を軽減します。

モクボーペネザーブは、木材の防蟻・防腐処理において信頼性が高く、特に木造住宅や湿気の多い地域での使用が推奨されています。

シロアリ対策が必要かどうかの判断基準

シロアリ対策が必要かどうかを判断する際には、建物の構造や立地環境だけでなく、築年数も重要な要素となります。防蟻剤の効果が切れるタイミングを把握し、適切な時期に対策を講じることが大切です。

判断基準

  1. 地域の環境: 湿気が多く、温暖な地域ではシロアリの活動が活発であり、定期的な対策が必要です。
  2. 建物の築年数: 新築から5年が経過すると、防蟻処理の効果が切れる可能性があります。築6年目以降の住宅は、被害リスクが高まるため注意が必要です。
  3. 建物の構造と使用材料: 木造建築や基礎や床下に木材を使用している住宅ではシロアリ被害のリスクが高まります。
  4. 周辺環境の状況: 家の周りに木材や不要な資材を放置していたり、庭木の切り株がある場合はシロアリの温床となりやすいため、片付けや清掃を徹底する必要があります。
ターミダンシートの安全性に関する質問

 

防蟻商品一覧

ターミダンシート

49,600円(税別)

シロアリ対策・防除のターミダンシートです。防蟻でお困りの方にぜひ。
サイズ:幅1.1m×長さ60m
※重ね代が10cmあるため60㎡/本

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ターミダンテープ

7,000円(税別)

ターミダンシートと壁とのすき間をきっちり埋めるための防蟻専用テープです。
サイズ:幅100mm×長さ60m

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防蟻フォーム

7,000円(税別)

エコキュートのパイプ周りを充填するための防蟻専用スプレーです。

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シロアリ対策・防除のターミダンシート