防湿の必要性について、詳しく教えて下さい。
床下の湿度が高いことで、木材の水分含水率は高まります。
木材含水率はが高くなり、木材細胞の中の水分が細胞の中にある結晶水状態では、木材の腐朽は起こりませんが、細胞の中からあふれ出る自由水の状態になると腐朽菌は木材細胞の中に菌糸を伸ばして活動を始め腐朽が始まります。木材は乾燥状態にあるのならば1000年間の長きにわたり強度は強くなります。コンクリートは100年たつと強度の低下が始まるといわれているので、木造住宅に長く住むには乾燥させることが重要です。
また木材は乾燥すると強度が出てきます。割り箸を片方、水につけてしばらくたって吸水してから両方の箸を曲げてみると水を吸った木材の強度が低くなっていることに気が付くでしょう。木材に水は大敵です。
地面に近い床下からの湿気を止めることは、家の健康を保つために非常に重要なことです。